決戦の後。

山梨、石和温泉での決戦は、一人の負傷者も出ず無事に全員帰還しました。

10名の猛者達は、朝から予定通りのアルコール量を摂取し、ワイン工場の
芝生広場で柔軟体操→側転→プロレス技・・・と多種多様な動きを各自が見せた。

豪華な夕食の後は、部屋で宴・・・

男子は粋に旅館の浴衣を着こなし・・・
女子ははんなりと色浴衣を着こなし・・・
湯上りのほんのりとした石鹸の香りが秋の夜長に彩をそえます。


・・・もちろん何か艶っぽいことがあるわけでもなく、プロレスごっことUNO、
誰かが持ってきたファミコン(スペランカーツインビースパルタンX・アイス
クライマー)で夜は更けた・・・。

翌日、朝からご飯を4杯おかわりするツワモノもおり、前夜の酒が足りなかったと
反省。
一行はそのまま「日本一の渓谷・昇仙峡」へと向かった。
バスで麓に着いた段階からひんやりとした空気。
前夜の疲労が足に来ており、自力での登山は困難と判断。
素直にトテ馬車に乗った。

一馬力。

老体に鞭を打って道産子の「こうちゃん」は客と馬子さんの合計13人を乗せて
4キロの渓流沿いの道を登って行く。

しばらくすると「こうちゃん」の体から、汗と湯気が湧き上がってくる。
パッカパッカという陽気な足音とは違い、こうちゃんの激しい息遣いが渓谷の道に響く。

「臭い」

こうちゃんの真後ろに座っていた人が顔をゆがめた。
私は一番後ろに座っており、気がつかなかったのだが、こうちゃん、おしりに
う○こ袋がついていた。
どうりで、道が汚れていないワケだ!
「俺、先頭!!」と一番前を陣取った我ら仲間は、二日酔いの中、馬にゆられ
目の前で用を足され、臭いをモロに嗅がされ、すっかりグッタリして目的地に着いた。

「昇仙峡」とても素晴らしい所だった。
景色はもちろん、散歩ルートも整っている。勘で行ったが正解だった。
帰りは目の前に富士山が拝める。


来年、旅行を計画する方へ。
一日目・・・ベルフォーレ(ワイン・チーズ工場)
宿泊・・・富士野屋・夕亭(ホロホロ鳥料理にいい温泉)
二日目・・・昇仙峡(絶景にけなげな馬達)

今回のコース、完璧です。癒しの旅です。自画自賛ですが、本当よかったです。
昇仙峡から帰りにタクシーを使いましたが、本当に二諭吉で収まりました!
・・・ただし、馬車は一番後ろに座ることです。